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ニュースリリース

リモートワークの「満足」100%。アイランドのリモートワーク1年を振り返る【前編】

2021年04月15日 アイランド リリース

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、弊社では2020年2月末からリモートワークをスタートしました。多くの社員が在宅勤務を中心とした1年を過ごし、2021年3月にこの1年を振り返るアンケートを実施。その結果を2回にわたって紹介します。初回はリモートワークの成果編です。

<目次>
・1年間のリモートワーク。70%が「非常に満足」と回答、「やや満足」30%とあわせると満足度100%に
・仕事の生産性の変化、「非常に高まった」15%、「やや高まった」が55%
・健康面の変化、「良くなった」「変わらない」が同率の35%
・所属チームと社内全体のオンラインコミュニケーションは「取れている」一定の評価あり
・インフォーマルなコミュニケーションの重要性

1年間のリモートワーク。70%が「非常に満足」と回答、「やや満足」30%とあわせると満足度100%に

全体的に「感染リスクを避けられたこと」「通勤時間を仕事に充てることができた」という回答が多くありました。

満足度の背景には、ICT環境や社内制度などのインフラ整備、ハードの貸与(端末の支給)により、不便さを感じずリモートワークがスタートできたのも大きかったと感じています。

例えば、電話応対代行サービスの導入や個人のスマートフォンを会社の内線電話機として利用するためのソフトフォンを導入し、必要があればどこからでも社員がかけ直せる体制を整えるなど、出社しなくても社内外のコミュニケーションが円滑にとれる環境整備を行っています。

選択理由
【非常に満足】
・往復の通勤時間を仕事に使えるようになった、早朝始業ができてワークライフバランスが改善できた
・在宅ワークに切り替わったことで感染リスクを最小限にすることができ、精神的安定が得られました
・Slack・Zoom等、オンラインであってもコミュニケーションがとりやすい環境を早急に、しっかり整えていただいたおかげでさほど困ることはありませんでした
・在宅ワークだからこそチーム内で見やすい「行動計画表」「マニュアル」に改善していくなど、今まで出来ていなかった部分をブラッシュアップすることが出来た

【やや満足】
・育児と仕事の両立が無理なく行えるので、より仕事に集中することが出来るようになりました
・以前は仕事時間が大方をしめていたが、プライベートの時間を上手にとれるようになった。普通に自宅でランチや夕飯を作るようになったので健康的になった気がする。(いわゆるコンビニ飯とかが減ったため)
・在宅でも、VPN環境やSlackなど環境が整備されているため、オフィスにいる時と変わらずに業務ができる

仕事の生産性の変化、「非常に高まった」15%、「やや高まった」が55%

オフィスだと相談事やおしゃべりなど話しかけられたり、電話や来客応対があったり手を止めることもありますが、在宅勤務が中心だとその分集中して取り組める時間が長くなったと感じている声が多くありました。通勤時間の削減と合わせてタスクをこなすスピードや業務意識の変化が大きかったようです。

選択理由
【非常に高まった】
・移動にかかる時間がロスできているから
・デスクや椅子、文具やファイル収納ほか、自宅の仕事部屋を見直しにて環境を整えたことで、目の前の仕事に集中できるようになったから

【やや高まった】
・環境を自分で整えられるので、集中して取り組める時間が長くなった
・集中したい時に集中できる。オフィスだと話しかけられたり、電話応対があったりその他細々した雑務で手を止めることがあったので
・「時間内に自分のタスクを終わらせる」という視点から「オフィスにいないからこそ、どれだけ目に見えるように成果や結果を出せるか」という点にフォーカスするようになった

【変わらない】
・働く場所が違うだけ、という感覚なため
・業務に集中できる部分は大きい。その他は着々と仕事してるだけであまり変化はないかもしれないです

健康面の変化、「良くなった」「変わらない」が同率の35%

運動不足の解消、自炊や食生活の見直し、睡眠の質改善、入浴の習慣化など生活の質が向上している様子がうかがえます。

選択理由。
【とても良くなった】
・通勤時間がなくなった分、睡眠時間を確保できるようになった。以前は21~22時頃まで仕事、帰宅して23時ごろに夕食というタイムスケジュールだったので太りやすく胃腸の調子が悪かったが、現在はいったん休憩して19~20時頃に夕食、食後にまた仕事をするようにしており体調がよくなった
・自分のタイミングでストレッチ等ができる

【良くなった】
・空いた時間で朝ランや夜の入浴を習慣にでき、血行が良くなり体調が整ったから。ただし以前に比べ腰痛になることは増えた
・自炊の回数が圧倒的に増えた。コンビニメシや外ランチが減り、ある程度規則正しい時間に食べられるようになったのも良かった。また、コアタイム制のおかげで16時30分以降、明るい時間に休憩を入れてランニングなどもできたのでよかった

【変わらない】
・運動不足をなるべく解消しようと努力している
・在宅勤務約3ヶ月ほどは自宅の環境が整わず一時腰痛になりましたが、仕事環境を整え、運動習慣をもったことで改善され、健康面もましになったと思ってます

【悪くなった】
・通勤時間も運動だったんだなと思う位、在宅になってから体を動かす時間が減ったため
・運動不足による体力低下、移動がないことや業務時間の増大でメリハリがつかなくなったため、心の切り替えがしにくくなり、心の休息が取りにくくなった

所属チームと社内全体のオンラインコミュニケーションは「取れている」一定の評価あり

チームメンバーとのオンラインコミュニケーションについては「取れている」が60%でした。一方で社内全体が対象になると「取れている」が45%とやや減少な結果になりました。SlackやZoomなどのツールを積極的に活用している一方で、仕事で関りのないメンバーとのコミュニケーションの差が浮き彫りになりました。

選択理由
【とても良く取れている】
・不明点があればSlackですぐに質問⇒回答がもらえる(逆もしかり)ので、コミュニケーションはしっかりと取れていると思います
・Slackの即レス&丁寧な対応やオンラインMTGで、同じ空間にはいないものの不安なく取り組めている

【取れている】
・Slackでこまめにやり取りをしつつ、2か月に1度はランチ会をして雑談もしている
・定例会を設けているので、少なくとも週単位では他のメンバーも何をしているのかもわかっており、また立場関係なく意見の発言や相談もしやすいです

選択理由
【取れている】
・雑談という面でコミュニケーションは減りましたが、朝会で顔を合わせたりしているのでさほど困ったことはない印象です。あと日報やSlackでも些細な事を発信しあう社風が良いのかなとおもいます
・業務についてもSlackや共有メーリスといった範囲の広い場所で共有されることが多いので、対面で会わないメンバーもどういった動きをしているのか見えやすいです

【どちらとも言えない】
・会話していない分 そしてリアルであっていない分 今までとは違い全社的なコミュニケーションはほぼなくなった
・仕事上、関わりがない人とは、やはりコミュニケーションがほぼゼロになってしまった(これまでは挨拶程度でもコミュニケーションがあった)

【取れていない】
・雑談がなくなったので、周りの話している会話から得られた情報や、新たな企画につながる情報を得られる機会がすくなくなった
・Slackの雑談チャンネルにあまり顔を出さなかった

インフォーマルなコミュニケーションの重要性


仕事面、身体面では満足度が高い一方で、「コミュニケーション」に関する回答や「困ったことや悩み」などで見受けられたのが「インフォーマルなコミュニケーション」が減ったことです。

・チーム外メンバーとの交流が減ったことが寂しい。会話の余白からアイデアが生まれたり、もっと視野が広がると思う
・人と全く会話をしない日があり、雑談不足
・以前はスタッフの皆さんとのちょっとしたおしゃべりで、気晴らしできたり、記事のヒントやひらめきなどをもらっていた。それがないので、仕事や記事のテーマなど、独りよがりになっていないか?心配になることがある
・他部門の方とは業務以外で接する機会が圧倒的に減ったので、コミュニケーションは以前に比べて取れていないと思う。(サロンや給湯室、廊下での、ちょっとしたおしゃべり etc…)
・チーム内ではスラックで随時連絡を取り合えるため、不便に思うことはあまりない。しかし、隣の席で仕事をしている際にできる「ちょっとの声掛け」ができなくなったっことや、MTG前後の余白が無くなったことで、雑談数はとても減った。業務のアイデアとなることも多かったので課題だなと感じている

弊社では日報制度で業務報告だけにとどまらず、その日にあった面白いこと、おすすめのレシピやサービス、悩みごとなども気軽に共有するメンバーも多く、それぞれの個性を知れるコミュニケーションの場となっている面もあります。また個人が得たノウハウを共有することでさまざまな効果に繋がっています。

そういった良い文化もありながら、在宅ワークの長期化に伴い自然発生的でインフォーマルな交流を促進する取り組みが今後の課題だと感じています。

次回は仕事で工夫していること、プラスになっているツールなど「仕事環境編」を紹介します。

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アンケート実施概要
【回答率】77%
【期間】2021年3月1日~3月11日
【目的】
・リモートワーク1年の振り返り
・今後の働き方の検討材料
・社内外向けのコンテンツ制作

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